MESSAGE
教育を拓く。次代を築く。
学校と人と社会のつながりを、もっと強く
学校を取り巻く環境は、この10年ほどで大きく変わりました。少子化が進み、子どもの数そのものが減っています。それと同時に、教員を目指す人も減り、学校では人材の確保がこれまで以上に難しくなっています。
ただ、私たちが感じているのは、単純に「生徒が減った」「先生が足りない」という個別の問題だけではありません。学校が抱える課題そのものが、複雑に絡み合うようになっているということです。
例えば「生徒募集を何とかしたい」という相談をいただいても、広報の見せ方を変えるだけでは解決しない場合があります。そもそも自校の魅力が整理されていなかったり、教育を担う人材が不足していたり、カリキュラムや組織のあり方に課題があったりする。表に見えている問題と、本当の原因が違うことも少なくありません。
リヴィジョンは、経営・ブランディング、広報・マーケティング、人事・採用、教務・進路のそれぞれに専門部門があります。だからこそ、学校の課題を横断して考えられます。校長先生、教務の先生、広報担当者、採用担当者など、それぞれの立場から伺った情報を共有し、「まず何から手をつけるべきか」というところから一緒に考える。計画だけではなく、実行まで伴走していきたいと思います。
偏差値ではなく、「その学校らしさ」で選ばれる学校へ

学校の「選ばれ方」も大きく変わっています。
以前は偏差値や大学合格実績など、分かりやすい指標を基準に、少しでも上の学校を目指すという考え方が強くありました。しかし今は、「自分の子どもに合っているか」「どんな学校生活を送れるのか」「その学校でどのように成長できるのか」といったことを重視する受験生や保護者が増えています。
だからこそ、これからの学校には、目に見える数値を強調するだけではなく、自分たちはどんな学校なのか、自分たちらしい価値とは何なのかを明確にし、それをきちんと伝えていくことが必要です。
私たちは、学校と受験生・保護者だけではなく、在校生、卒業生、教職員、教員を目指す方など、学校を取り巻くさまざまな人との関係を深めることを「エンゲージメントを高める」と考えています。
単につながっているだけではありません。その学校を理解し、好きになり、「この学校でよかった」「この学校で学びたい」「この学校で働きたい」と思ってもらえる関係をつくることです。
偏差値が高ければ必ず支持されるわけではありません。逆に、偏差値という一つの物差しでは目立たなくても、卒業生や保護者から強く愛されている学校はあります。それぞれの学校が、それぞれの「らしさ」で支持される。その状態をつくることが、これからの持続可能な学校経営につながると考えています。
3つのクレドに込めた行動基準
私たちは共通の行動基準として3つのクレドを掲げています。
一つ目は、「Vision」を創造する。
学校も私たち自身も、今までと同じことを続けているだけでは前には進めません。うまくいっている時ほど、「本当にこのままでいいのか」と問い直す。教育業界の中だけの常識にとらわれず、他の業界の考え方やテクノロジーも積極的に取り入れながら、次の可能性を描き続けたいと思っています。
二つ目は、「らしさ」を価値に。
教育の世界にも、次々と新しい考え方や話題の取り組みが生まれます。ただ、流行している教育手法をすべての学校にそのまま当てはめればよいわけではありません。その学校が長く大切にしてきたこと、そこにいる先生方や生徒、その学校だからできることを理解したうえで、今あるものから最大の価値を引き出していく。それが私たちの考える支援です。
そして三つ目は、「想像」を超える。
社員にはよく、「御用聞きになるな」と伝えています。
「数学の先生を一人採用したい」と言われて、「分かりました」と人を探すだけでは十分ではありません。なぜ必要なのか、どのような指導力や人物像が求められているのか、その学校では今後どんな人員構成が必要になるのか。相手がまだ言葉にしていないところまで考える必要があります。
スピードも同じです。答えがすぐ出なくても、「今日はここまで分かりました」「次はこの日までにお返事します」と連絡するだけで、相手の安心感は違います。
依頼されたものをそのまま返すのではなく、「そこまで考えてくれたのか」「よく分かっているな」と感じていただけるものを返す。その積み重ねによって信頼が生まれ、具体的な依頼になる前の「ちょっと困っているんだけど」という段階から相談していただける関係になれるのだと思います。
そして、こうした3つのクレドすべての土台にあるのが誠実さです。
私が採用において最も重視しているのも、誠実であることです。嘘をつかない、やるべきことをきちんとやる。それだけではなく、相手のことを考えることも誠実さだと思っています。相手のことを本当に考えなければ、期待を超えるアイデアは出てきません。
学校が何かを考え始めた時、最初に相談される会社へ
私たちが目指しているのは、学校が何かを考え始めた時に、最初に声をかけていただける会社です。
「広告を出したい」「先生を採用したい」「テストを導入したい」と、やることが決まってからではなく、
「うちの学校、これからどうしていこうか」
という段階から相談していただきたい。
そのためには、学校を深く理解していなければなりません。経営、広報、人事、教務というそれぞれの角度から学校と向き合い、実際に現場へ足を運び、先生方の話を聞く。さらに私たちは、自社メディアを通じて受験生・保護者と、人材サービスを通じて教員を目指す方と、テストを通じて生徒とも直接つながっています。学校の内側と外側の両方から、検索だけでは得られない情報を蓄積してきたことは、私たちの大きな強みです。
現在は、学校と受験生・保護者との対話を深める「School Engagement AI」や、新しい学力観に対応するテスト・評価サービス「スタディ・スキャン」といった、新しいサービスの開発も進めています。
重要なのはAIやテストそのものではありません。
学校と人との関係をもっと深くすること。生徒一人ひとりの成長を、これまでとは違う角度から捉えられるようにすること。学校が抱える課題に対して、新しい選択肢を提供すること。そのための手段として、新しいテクノロジーも活用していきたいと考えています。
そして、これまで関東を中心に提供してきたサービスを、今後はより広い地域へ展開していきたい。新しい地域、新しいサービス、新しい人との出会いを増やし、会社自身も常に動き続ける存在でありたいと思っています。
教育を拓くことが、次の社会を築くことにつながる
私たちが掲げているのが、「教育を拓く。次代を築く。」という言葉です。
学校は、どうしても閉じた世界になりやすい場所です。だからこそ、人や社会、新しい技術や考え方とつなぐことで、これまでになかった選択肢を増やしていきたい。
学校が変われば、そこで働く先生方がより力を発揮できるようになります。先生方がより力を発揮できれば、生徒たちの学びや成長にもつながります。
教育は、成果がすぐに出る仕事ではありません。今日つくったものが本当に意味を持つのは、10年後、20年後です。私たち自身の子どもの世代になった時にも、「これがあってよかった」と思ってもらえるものを残したい。今の学校をより良くすることは、必ずその先の未来につながっていると考えています。
学校と人と社会をつなぎ、それぞれの「らしさ」が価値になる教育をつくる。
その積み重ねによって教育を拓き、次代を築いていくことが、これからのリヴィジョンの役割だと考えています。





